営業支援システム

営業支援システム(SFA)の特徴と機能についてまとめました。

人気SFA(営業支援)システム比較10選

営業支援システムとは、営業活動の支援・営業プロセスの効率化を図るツールの総称。Sales Force Automation(セールス・フォース・オートメーション)を略し、SFAとも呼ばれます。ここでは評判の高いSFAを3製品ピックアップし、それぞれの特徴や機能について解説していきます。

Sales Cloud

Sales Cloudは、セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型の営業支援システム。取引先との商談管理(成立支援)・顧客管理といった社内外コラボレーションを、マルチデバイスで行うことができます。Sales Cloudの営業コンソールは、1画面ですべてのデータを確認できるのが特徴。企業情報・営業データ・見込み客の情報をスピーディーにチェックでき、効率的に業務を進められるようになります。

  • 料金プラン:Lightning Professional(9,000円/月)・Lightning Enterprise(18,000円/月)・Lightning Unlimited(36,000円/月)
  • 機能:顧客管理・案件管理・見込み管理・マーケティング支援・ワークフロー・内勤営業用コンソール・ファイルの同期と共有など
  • 提供形態:クラウド

Knowledge Suite

Knowledge Suite(ナレッジスイート)は、SFA・CRM・グループウェアの機能を連動させた統合ビジネスアプリケーション。営業報告・顧客管理・スケジュール機能・問い合わせ管理機能などが連動しており、すべての情報を一元管理できるのが特徴。3ステップで営業日報を入力できる有益なSFAデータを蓄積、分析機能でより戦略的な営業活動が可能となります。

  • 料金プラン:グループウェア(6,000円/月)・スタンダード(50,000円/月)・プロフェッショナル(80,000円/月)
  • 機能:顧客管理機能・商談管理機能・集計分析機能・問い合わせ管理など
  • 提供形態:クラウド・SaaS

FlexCRM

FlexCRM (フレックスシーアールエム)は、中小企業・部門単位での導入に適した国産CRMクラウドサービス。ターゲットの新規開拓→リード管理→顧客管理という流れで、企業と顧客の関係性を管理できる基本構成となっています。営業支援・日報・マーケティング・カスタマーサポートといった機能が充実しており、使用したいメニューを選択するだけで企業ごとの営業支援ポータルが完成するのも◎。

  • 料金プラン:ライト(1ユーザあたり1,500円/月)・スタンダード(1ユーザあたり3,000円/月)
  • 機能:顧客管理・購入履歴・日報・カスタマーサポート・マーケティング・分析・情報共有など
  • 提供形態:クラウド

eセールスマネージャーRemix

eセールスマネージャーRemixはソフトブレーン株式会社が提供しているクラウド型SFAシステムです。営業担当者が短時間で報告を済ませられるように、使いやすさを重視して作られています。スマートフォン版アプリを使えば、外出先や移動中でもカンタン・スピーディーに報告することができるため効率的。細かに報告をするのが苦にならないので、営業活動が「見える化」されていき、無駄を省くことができます。

経営者は営業担当の報告をリアルタイムに受け取れるだけでなく、システムを使いさまざまな切り口からデータの分析をすることが可能。営業アプローチの軌道修正が必要かどうかがすぐに分かるので、すばやい対応・対策ができます。重要な案件を逃すリスクがぐんと減りますよ。

  • 料金プラン:スタンダード(6,000円/月)・ナレッジシェア(/月)
  • 機能:営業活動支援・分析、集計・プロセスマネジメント・マーケティング・マネージャー支援・顧客管理・案件管理・情報共有・システム連携・スマートフォンアプリ・セキュリティなど
  • 提供形態:クラウド・オンプレミス・ホスティング

Synchro

Synchro(シンクロ)は株式会社Scene Liveが提供しているクラウド型のSFAシステムです。営業支援機能や顧客管理機能のほか、コールセンターなどでの業務に特化したCTI機能も搭載。PCから電話をかけられるアウトバウンド機能、入電の際にすばやく顧客情報を表示するインバウンド機能の両方が備わっています。また、録音機能を使って録音された音声は、クラウド上に保存されるためPCの容量を圧迫しないといった特徴も。コールセンター業務に特化していますが、その他の機能から得られるデータも一元化されるため、高い営業改善効果が期待できます。スタンダードプランでは搭載されている全ての機能が利用可能で、プロフェッショナルプランでは企業ごとにカスタマイズも可。逆に、使用する機能を選んで月額を抑える使い方もできます。気になる場合は問い合わせてみてくださいね。

  • 料金プラン:スタンダード(1,500~6,800円/月)・プロフェッショナル(12,800円/月)
  • 機能:マイページ・コールセンター機能・ファイル共有・リード管理・Webサイト管理(CMS機能)・チャット機能・マネジメント・分析・メール管理・見積書・請求書作成
  • 提供形態:クラウド

WaWaFrontier

株式会社アイアットOECが提供しているSFAシステムがWaWaFrontierです。営業支援に特化した機能が搭載されています。日報やスケジュールの入力フォーマット・案件の進捗管理画面をシンプルにすることで、入力時間の短縮が可能に。受け取る側の管理者も、統一されたフォーマットの日報を一元的に管理できるため、営業担当・管理担当それぞれの業務の効率化に繋がります。

入力されたデータは分析可能。営業効果をあげるための材料として使えます。例えば行動分析では、営業担当が1日の時間をどのように使ったのかが分かり、「営業していた時間」「クレーム対応をしていた時間」「移動時間」などが見える化されます。自社の営業担当の強みや弱みが見えてくるでしょう。

  • 料金プラン:日報管理(2,000円/月)・簡易日報管理(1,000円/月)
  • 機能:日報入力・コメント機能・案件進捗管理・行動分析・顧客面談履歴照会・商談物件進捗管理・受注予定表・予算入力
  • 提供形態:クラウド型

Sansan

Sansan株式会社が提供している名刺管理を主軸としたSFAシステムがSansanです。営業担当のうちの1人が交換してきた名刺を社内で共有し、新たな人脈を築くことができます。新規開拓先だと思っていたら、他部署にはすでにパイプがあったりすることってありますよね。Sansanはそういった隠れた人脈を可視化してくれます。また、営業先で人事異動があった場合には日経テレコンなどから部署移動データを自動で収集し通知してくれます。これにより、タイミングを逃さず効率の良い営業活動がおこなえるでしょう。社内においても、同僚同士の繋がりや強みが可視化されることで、より強いチーム作りができます。また、メッセージ機能を使えば、気になる名刺についてすぐに質問も可能です。

  • 料金プラン:「ライセンス費用50,000円~/要見積り」「初期費用:ライセンス費用12か月分」+「Sansanスキャナ:月額1,000円/台」
  • 機能:スマホアプリ・名刺データ化・名刺管理・共有・人事異動情報 / ニュース配信・リスト管理 /ダウンロード・外部サービス連携・英語版・メルマガ配信・API・One to One メール・コンタクト・案件管理・Webフォーム連携・セキュリティカスタマイズ・アクセスコントロール
  • 提供形態:クラウド

kintone

kintoneはサイボウズが提供しているSFAサービス。クラウド型のため外出先からでも営業活動の報告や確認がおこなえます。何といっても特徴的なのは、データベース型のアプリを自作できること。プログラミングができなくても直感的に作成できるようになっています。SFA導入以前はExcelを使って管理していた企業も多いでしょう。kintoneはExcelファイルを読み込んでデータリストを作ったり、テンプレートを選ぶだけでアプリとして活用できるよう設計されています。カスタマイズ性を重視する企業にむいたSFAシステムです。

  • 料金プラン:ライトコース(780円/月)・スタンダードコース(1,500円/月)
  • 機能:データベース型アプリ作成・案件管理・モバイル連携など
  • 提供形態:クラウド

Senses

Sensesは、株式会社マツリカが運営するクラウド型営業支援システム。行動実績や目標、リスクなど、営業活動に関する情報を一元管理できます。例えば行動管理は取引先の事前情報や行動履歴を登録・管理することで、無駄の無いアプローチをするために必要な機能です。

その他に、営業担当の動きを把握したり、過去の類似した案件から最適なアクションを提示してくれたりといった機能があります。マルチデバイスに対応し、外出先でも情報の入力・閲覧が可能。SFAシステム上に顧客データが収集されるので、営業先の訪問直前でも情報を引き出すことが可能です。グループウェアとの連携ができるため、スケジュール入力を何度もおこなう必要はありません。Sensesの機能を活用することで、チームの組織力強化だけでなく業務効率もアップします。

  • 料金プラン:Starter(5,000円/月)・ Growth(要問い合わせ)・ Enterprise(要見積り)
  • 機能:顧客管理・案件管理・行動管理・売上管理レポート・リードタイム管理・プロジェクト管理・営業フローのコンサルティングなど
  • 提供形態:クラウド

Sales Force Assistant

経営コンサルティング事業を行なっている株式会社NIコンサルティングが提供するSFAシステム・Sales Force Assistant。営業スタイルや業種・業態別のSFAを提案してくれ、それぞれのタイプに特化した機能を活用できます。また、Sales Force Assistanの特徴の一つがアシスタント機能です。ユーザー1人ひとりに専属の「AI秘書」がつき、担当者の営業業務をサポートしてくれます。スケジュール管理や日報作成などのアシストはもちろん、スケジュールの遅れや案件対応・顧客対応の遅延・放置などが起きた場合はお知らせしてくれる機能も搭載。AI秘書が営業活動が円滑になるようアシストしてくれますよ。

  • 料金プラン:クラウド版(3500円~/月)・オンプレミス版(667円/月)※5年契約換算
  • 機能:案件管理・営業支援・業務改善
  • 提供形態:クラウド・オンプレミス

SFA(営業支援)システムとは

営業支援システムとは、企業の営業活動をサポートし、営業プロセスの効率化を図るツールの総称。主にBtoB(企業間取引)の営業管理を行うために開発されたシステムで、SFA(Sales Force Automation)とも呼ばれます。

営業支援システムの目的は、営業活動の付加価値を高めると共に、営業活動の売り上げを継続的にアップさせること。そのために必要な顧客データ・案件の進捗状況などを管理・共有できるデータベースを構築、営業の生産性を高めていきます。

【SFA(営業支援)システムがカバーできる範囲】

案件管理
案件の進捗状況を管理するための機能。案件に対してどのような活動が行われたのかを管理し、組織全体で共有することができます。

顧客管理
顧客に関する情報を管理する機能。顧客情報と案件の情報が関連付けられることにより、情報の活用性・再利用性の向上が期待できます。

グループウェア機能
スケジュールやドキュメントをチーム内で管理・共有する機能。ドキュメント管理では、営業資料・プレゼン資料・見積もりなどのデータを共有できます。

レポート機能
営業活動や案件管理の情報を登録し、集計を行うアプリケーション。売り上げなどのグラフ・レポートなども簡単に作成でき、営業活動の状況を分かりやすく可視化できます。

自動日報機能
決められた項目に営業活動内容を入力することで、日報を作成できる機能。顧客管理や案件管理と紐づけて、その後の活動に活かすこともできます。

営業支援システム導入のメリット

営業支援システムを導入することによって得られるメリットを紹介します。

営業担当のメリット

  • 日報での報告がカンタンになる
  • リアルタイムで案件の進捗報告ができるので、適切な指示がもらえる
  • 顧客情報をもとに最適なタイミングでアプローチをかけられる
  • 案件のデータが蓄積されているので引継時もスムーズ

営業管理・マネージャーのメリット

  • リアルタイムで情報が入ってくるため状況把握がしやすい
  • 日報のフォーマットが揃っているため、どこに何が書いてあるか探す手間が省ける
  • 案件のデータが一元化されているため、複数の案件を同時に追うことができる
  • 適切なタイミングで指示やアドバイスができる

経営者のメリット

  • 売り上げやコストを把握しやすい
  • データ分析が可能なため、課題の抽出がしやすい
  • 顧客情報や案件情報が蓄積され情報資産となる

SFAシステムは紙の書類と違い、欲しい情報を欲しいときに引き出せ、データなので劣化もしません。また、複数のツールやソフトを使わず一元化されているので、情報が迷子になることも無くなります。

営業活動をデータとして残し、「見える化」することで、ベストな営業法を見つけることができるでしょう。

営業支援システム導入のデメリット

営業支援システムを新たに導入するということは、今まで使っていたツールから乗り換えるということ。そこでデメリットになるのが、システムの定着化です。企業によっては新しいシステムと今までの営業スタイルが合わずに失敗に終わることも。

多機能すぎて使いづらいと感じてしまうこともデメリットと言えるでしょう。営業システムはさまざまな営業データを一元化できるメリットがありますが、その分入力が複雑になったり運用が難しかったりします。導入の際にはテスト運用を必ずしてからにしましょう。そして、欲しい機能・いらない機能を精査し、最適な営業支援システムを選んでください。

営業支援システム導入の選び方

営業支援システムを導入する際に気を付けたいポイントが3つあります。

誰でも入力しやすいUIか

どこに何を入力すればいいのか分からない・入力項目がすぐに見つからないなど使いにくいUIは営業担当だけでなく使用者全員の利用率を下げる原因です。シンプルで見やすいUIのものを選ぶようにしましょう。

操作が複雑ではないか

多機能な営業支援システムの場合、操作手順を覚えるだけでも大変だったり難しく見えたりします。その分操作が複雑化するため、効率化を目指して導入したにもかかわらず仕事が増えてしまうことも。多機能であっても使いやすい営業支援システムを導入するようにしましょう。

利用者に導入目的は伝わっているか

営業支援システムは「導入したから効率化する」というものでもありません。システムを導入して何をしたいのかという「目的」を明確にしなければ、情報は集まってこないでしょう。導入事例や実際に利用している企業の話をきいてみると、目的がはっきりするかもしれません。

営業支援システムの導入事例

営業支援システムを導入した事例を見ていきましょう。なぜ導入し、どうなったのかを知ることで自社にとって適切なSFAを導入できますよ。

【導入事例1】
業種 プロ野球ビジネス全般
従業員数 不明
なぜ営業支援システムを
導入したのか
顧客管理や案件管理を営業担当が個人ごとにエクセルファイルで管理していた。そのため責任者が営業の状況を把握できず、アドバイスや対策が立てられない状況だった。
また、ファイルへの記入方法もバラバラだったため、引継ぎ時に何をしてきたのかが分からないことも。社内にデータが散在している状況だった。
営業支援システムの
利用用途
顧客管理、案件管理、請求管理、活動履歴
営業支援システムを
選んだポイント
営業施策の状況に応じてカスタマイズできるかどうか
営業支援システムを
導入してどうなったのか
情報を一元化することで、責任者が適切で迅速に対応策を実施できるようになった。また、データが蓄積されることでノウハウや課題も明確に。新人が入ってきたときや引継ぎ時はシステムにあるデータを見てもらえばいいので、情報をロスすることがなくなった。
【導入事例2】
業種 卸売・小売
従業員数 100人未満
なぜ営業支援システムを
導入したのか
カンに頼る営業では実績を上げられる社員とそうでない社員がいたため。また案件の進捗を1件ごとに追っていたため非効率的だった。アプローチのベストタイミングが計れなかったり、対策が立てられなかったりしていた。
営業支援システムの
利用用途
適切な指示・営業活動の進捗管理など
営業支援システムを
選んだポイント
適切な指示を送れると思ったため。また見やすさも重視。
営業支援システムを
導入してどうなったのか
システムに入力した通りに営業活動をしてもらうだけで、売り上げが倍に成長。情報が一元化されているため、案件の進捗が追いやすく成約率も向上。営業利益は導入後3年で5倍になった。それでいて、残業時間が大幅に減少していることから、営業活動の効率化が計れたと考えている。

導入事例から分かるのは「課題が先にある」ということ。どうにかしたい課題を解決するために営業支援システムを導入しましょう。役立ちそうなシステムだから、と営業支援システムありきで考えてしまうと却って非効率な事態になりかねません。新たに営業支援システムを導入する際には、まずは自社の課題の抽出をしましょう。

SFA(営業支援)システム=CRMシステムではない

SFAとは営業支援システム、CRMとは顧客管理関係すべてを管理するシステムのこと。日本ではどちらも「CRM」として呼ばれることがありますが、その機能は異なるものです。

SFAは営業支援に特化したシステムで、売り上げの最大化が目的。各営業プロセスを繋ぐことで効率化を図り、営業力を強化していくものです。一方、CRMは顧客情報だけでなく、その接点すべてを管理するもの。顧客の購買目的といった行動・志向・ニーズなどをトータルで管理・共有し、情報を分析して顧客満足度を高めていきます。

という具合にSFAとCRMは異なるシステムではありますが、売り上げの最大化には顧客満足度の向上が必須。つまり、SFAをしっかりと機能させるには、CRMが必要不可欠なのです。そのため、現在では顧客管理と営業支援を一元的に管理できるプラットフォーム型CRMが主流となってきています。

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