マーケティングオートメーション

マーケティング活動の効率化を図る、マーケティングオートメーションの機能・特徴について解説しています。

マーケティングオートメーションシステム10選

マーケティングオートメーション(MA)とは、マーケティングにおける各プロセスを自動化するためのソフトウェア。マーケティング活動の効率をアップさせ、より高い効果を出すことを目的としています。ここでは、そんなマーケティングオートメーションシステムを3製品ピックアップし、それぞれの特徴・機能などをご紹介します。

Pardot

Pardot(パードット)は、セールスフォース・ドットコムが提供するマーケティングオートメーションツールです。BtoB(企業間取引)マーケティングに特化しており、営業活動の効率アップを目的としているのが特徴。蓄積したデータを分析・活用することで、「非見込み客」を「見込み客」へ成長させるためのサポートを行います。

  • 料金プラン:Standard(120,000円/年)・Professional(240,000円/年)・Ultimate(360,000円/年)
  • 機能:見込み客追跡・メール分析・カスタマイズメール作成・ROIレポート機能・リアルタイムのアラートなど
  • 提供形態:クラウド

Oracle Marketing Cloud

Oracle Marketing Cloudは、さまざまなチャネル・メディアをトータルで管理するハイスペックなマーケティングオートメーションツール。個々にカスタマイズされたサービス・顧客体験を提供し、最適な「おもてなし」を実現。直感的に使用できるユーザーインターフェースも特徴の1つで、マーケティングの複雑性を解消してくれます。

  • 料金プラン:要問い合わせ
  • 機能:マーケティングオートメーション、クロス・チャネルオーケストレーション、コンテンツのテストと最適化など
  • 提供形態:クラウド

Marketo

Marketo(マルケト)は、企業の規模・業種を選ばずに活用できるマーケティングオートメーション。とくにマーケターの立場で考えられた機能を豊富に搭載しており、見込み客の育成に重点を置いています。使いやすいインターフェースで、メルマガ・セミナー案内・資料の公開などの作業を自動化。ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で、考えた施策をすぐに実行できるのもメリットです。

  • 料金プラン:143,000円~(月額)
  • 機能:マーケティングオートメーション・メール・検索エンジン最適化(SEO)・Webパーソナライゼーションなど
  • 提供形態:クラウド

Hubspot

世界45ヵ国の中小企業、およそ6,000社に導入されているマーケティングオートメーションツールが「Hubspot Marketing」です。Hubspot Marketingは、不特定多数に向けて売り出すのではなく見込み顧客から見つけてもらう戦略を取る「インバウンドマーケティング」において本領を発揮します。ランディングページを作成したり上位表示を狙えるブログを作成したりできるツールです。高機能であるがゆえ、ユーザを選ぶところがあり、マーケティングオートメーションツールに初めて触れるかたには扱いが難しいかも。また、インバウンドマーケティングを重視しているため、見込み顧客を育てるための機能はあまり厚くありません。自社の戦略をしっかり理解したうえで、導入を考えるべき高スペックなツールです。

  • 料金プラン:24,000円~/月
  • 機能:マーケティングオートメーション、メール・検索エンジン最適化(SEO)、リード管理など
  • 提供形態:クラウド

Adobe Marketing Cloud

IllustratorやPhotoshopなどでもお馴染みのAdobe社が提供するマーケティングオートメーションツールが「Adobe Marketing Cloud」。「Adobe Analytics」や「Adobe Audience Manager」など、合計8つの分野をフォローするソリューションが総合されたサービスです。Photoshopで作った画像ファイルを営業メールに使えるなど、Adobe社の他のクリエイティブクラウドと連携して使用できるのが魅力。8つのソリューションは、それぞれ個別で利用することもできますが、その真価を実感するにはやはりシリーズすべてを導入したいところですね。ただ、全シリーズを導入するとコストが跳ね上がるため、実際には一部のソリューションのみを他社ツールと組み合わせて使っている企業がほとんどだそう。Adobe製品に思い入れのある方なら、Adobe Marketing Cloud全体を導入してみてもいいかもしれません。

  • 料金プラン:要問い合わせ
  • 機能:マーケティングオートメーション、Webパーソナライゼーション、リアルタイム分析など
  • 提供形態:クラウド

b→dash

それまで一般的なマーケティングオートメーションツールにはなかった「A/Bテスト」や顧客管理、WEB解析などの機能を搭載して登場したのが株式会社フロムスクラッチの提供する「b→dash(ビーダッシュ)」です。多機能化によって、集客・販促・顧客管理を1つのツールで行うことができるようになりました。通常マーケッターが行なうLTV(ライフタイムバリュー)の計測まで可能です。あらゆる分野のソリューションに単一ツールで対応するため、「他社ツールとの連携が上手くいかなくてせっかく導入したのに機能しない…」というミスが起こりません。その代わり、機能の一部分だけ他社ツールに担わせて利用料金を安く抑えることができないのがネック。大抵の場合、b→dashの機能と被ってしまい二重にコストを支払うことになってしまうからです。「b→dashにマーケティングのすべてを任せる!」という気持ちで導入するべきツールだと言えます。

  • 料金プラン:要問い合わせ
  • 機能:マーケティングオートメーション、アプリ・Webアクセス解析、ビジネスデータ連携など
  • 提供形態:クラウド

MAJIN

B to B向けのアドプラットフォームを提供していることで有名な株式会社ジーニーが開発したマーケティングオートメーションツールが「MAJIN」です。マーケティングの流れが一目でわかる「一元管理レポート」やCVまでの貢献度を解析する「アトリビューション分析」などの機能が搭載されたオールインワンツール。顧客一人ひとりの興味・関心・感情に合わせたワントゥワンマーケティングのシナリオを作成するのに便利です。クロスチャネルに対応していて、LINE@やアプリプッシュ通知といった多様なコミュニケーションチャネルを活用した施策を行えます。MAJINは運用費用が安いのも魅力。既存顧客の育成から得たデータを徹底活用することでコストを削減しています。比較的気軽に導入できるツールだと言えそうです。

  • 料金プラン:100,000円/月
  • 機能:マーケティングオートメーション、アトリビューション分析、アプリプッシュ通知、WEBプッシュ通知など
  • 提供形態:SaaS

シャノンマーケティングプラットフォーム

セミナーをはじめとするオフラインでのマーケティング活動も管理できるのが「シャノンマーケティングプラットフォーム」です。セミナーへの申込フォームや受講票の発行を自動で行なってくれます。イベントの空間を仮想的に再現する「バーチャルイベント」機能も搭載されており、大規模な展示会やイベントを行う組織には重宝するツールだと言えそうです。もちろんオンラインでのエントリーフォーム作成やランディングページ構築も可能。オンライン・オフラインの区別なく横断的なマーケティングができるツールです。営業活動効率化のシステムである「SFA」と連携させればさらなる成果が期待できます。様々なチャネルにおける顧客とのコミュニケーションを統合的なデータ管理で運用できる、日本を代表するマーケティングオート―メーションツールです。

  • 料金プラン:要問い合わせ
  • 機能:マーケティングオートメーション、リード管理、セミナー管理、Webトラッキングなど
  • 提供形態:クラウド

SATORI

「非対面での見込み顧客開拓」こそマーケティングオートメーションの意義だと考えるSATORI株式会社の開発したツールが「SATORI」です。見込み顧客の情報がある程度手に入っている状態からマーケティング活動をスタートさせる一般的なツールとは違い、SATORIには常に新しい見込み顧客を開拓するための機能が搭載されています。匿名ウェブ顧客の情報を実名顧客の行動と同様に無際限に収集。蓄積したデータを分析し、見える化して集客に活かすことができるのです。また、SATORIはディスプレイ広告やチャットを通しての顧客育成にも対応しています。メアドを獲得していない見込み顧客に対するアプローチで高い集客率を実現。顧客の個人情報収集に悩んでいる企業におすすめのツールだといえます。

  • 料金プラン:100,000/月
  • 機能:マーケティングオートメーション、クロスドメイン管理、匿名ユーザ管理など
  • 提供形態:クラウド

カスタマーリングス

「日本航空」や「ミズノ」への導入実績もあるマーケティングオートメーションツールが「カスタマーリングス」です。直感的に操作できる使いやすさが魅力で、これまで「難しそう」「使いこなせなかったらどうしよう…」と分析ツールを敬遠してきたマーケティング担当者からも人気を集めています。多彩な機能を備えており、データの収集・分析からシステム間での紐づけ、メール配信やディスプレイ広告の発信といったアクションまで、このツールのみで行うことが可能です。カスタマーリングスを導入すると専任の分析コンサルタントが1人ついてくれます。ツールの使いかたをレクチャーしてくれるのはもちろんのこと、分析レポートの作成や勉強会・研究会の開催など、カスタマーリングスの活用を徹底的にサポートしてくれます。初心者でも安心して導入できるツールですね。

  • 料金プラン:初期費用300,000円~、98,000円~/月
  • 機能:マーケティングオートメーション、顧客セグメント/シナリオ構築、メール配信
  • 提供形態:SaaS

マーケティングオートメーションとは

マーケティングオートメーションとは、企業におけるマーケティング活動の効率化を目的とするソフトウェア。主に、メール・ソーシャルメディア・WEBといったデジタルチャネルのマーケティングの自動化・可視化を行います。Marketing Automationの頭文字を取り、MAとも呼ばれています。

マーケティングオートメーションは、顧客や見込み客がどのようなアクションを取ってきたかを記録して一元管理。最適なサービスを最適なタイミングで届けることを目的に使用されるものです。これにより営業効率が飛躍的にアップ、より多くの見込み客の発掘へと繋がっていきます。また、マーケティング業務を自動化することにより人的エラー・ミスが減少。正確なマーケティングの実現にも役立ちます。

【マーケティングオートメーションがカバーできる範囲】

リード管理
リード、つまり見込み客の行動履歴の保存・管理を行う機能。マーケティングオートメーションのコアとなる機能です。

スコアリング
Webサイトでの行動履歴等を、数値化・可視化する機能。リードの購買意欲を知るための手法であり、優先すべき営業活動を明確にします。

メールマーケティング
あらかじめ設定しておいたシナリオでメールを配信し、最適なタイミングで顧客フォローを行う機能です。

キャンペーン管理
さまざまなチャネルを組み合わせ、顧客フォローを行うキャンペーンを実行・管理するシステム。状況や結果を一元管理でき、横並びで対比することも可能です。

マーケティングオートメーション導入のメリット

マーケティングオートメーションは、その名の通りマーケティングの自動化を実現するツールです。これまでマーケッターや営業パーソンたちが行なってきた作業を自動化することで、大幅な業務コストの削減が可能になりました。自動化されるのは主にデジタルチャネルにおけるマーケティング活動ですが、使用するツールによってはオフラインでのマーケティング活動もカバーしてくれます。蓄積されたデータをもとに、最適なタイミングでメールを配信したりディスプレイ広告を表示したりできるので、手間がかからないだけでなく効率的なマーケティングができるのもポイントです。

一括した管理が難しい名刺やファイル、書面など様々な形式の情報を統合して扱えるのもマーケティングオートメーションのメリット。異なる形式の情報を統合的に運用するため、マーケッターと営業担当者との連携が深まります。

マーケティングオートメーションツールには営業活動を行うのに最適なタイミングの顧客、いわゆる「ホットリード」を見つける機能をもったものも。営業が獲得したあらゆる情報をマーケティングオートメーションで管理・分析し、そこからホットリードを抽出して営業にフィードバックする、という相互作用により企業のなかで営業とマーケット担当者は密接にコネクトすることになります。これもマーケティングオートメーションを利用するの大きな利点だと言えるでしょう。

マーケティングオートメーション導入のデメリット

一般的なマーケティングオートメーションツールでもSEO対策機能やリードスコアリング機能、ナーチャリング機能など非常に多彩な機能が搭載されています。そのため、高いリテラシーを持った人間が社内にいないとせっかく導入したツールを使いこなせないという事態に。活用の難しさはマーケティングオートメーションのデメリットだと言えます。

マーケティングオートメーションではマーケティング活動の一部を自動化し統合管理するのですが、決して全ての顧客情報を連動させながら関係性まで管理できるわけではありません。CRMシステムの網羅的かつ包括的な機能を期待している方にとっては、マーケティング活動の一部しか効率化・自動化できないマーケティングオートメーションシステムは物足りないと感じるでしょう。

マーケティングオートメーション導入の選び方

マーケティングオートメーションを導入する際、どのようなポイントに着目してツールを選べばいいのでしょう?

営業部署の社員でも使えるか
マーケティングオートメーションの機能を最大限に活用するにはマーケティング担当者と営業部署の社員の連携が不可欠。ツールを介して相互に情報を共有し合い、ホットリードを抽出する必要があるからです。そのため、ツールを選ぶ際には「営業部の社員でも使いこなせるか」が大切になります。

管理できるリード数
一般的なリード数はB to Bの場合だと1,000~10,000件。B to Cの場合だとその数十倍にものぼると言われています。自社の提供しているサービスを考慮して選ばないと、「導入したツ―ルではリードが処理しきれない!」という事態になる可能性も。管理できるリード数に気をつけてツールを選びましょう。

マーケティングオートメーションの導入事例

マーケティングオートメーションを導入し、業務効率化に成功した事例について紹介します。

【導入事例1】
業種 クラウド型会計ソフト・確定申告ソフトなどの開発・提供
従業員数 不明
なぜマーケティング
オートメーションを
導入したのか
自社が提供しているサービスをユーザに理解してもらう必要があったが、マーケターやエンジニアなど、そのためのリソースが不足していた。
マーケティング
オートメーションの
利用用途
メールマーケティング、リードナーチャリング
マーケティング
オートメーションを
選んだポイント
・複数の社員が使いこなせるか
・リストの管理が複雑になり過ぎないか
マーケティング
オートメーションを
導入してどうなったのか
・導入後は作業効率が大幅に向上し、顧客を無料会員から有料会員に育成するのにかかる時間が半分に短縮された。
・社内にマーケティング専任エンジニアがおり、ツールの操作を習得。社内教育に尽力した結果、10人ほどの社員がツールを扱えるようになった。
【導入事例2】
業種 ブライダル事業
従業員数 855名
なぜマーケティング
オートメーションを
導入したのか
顧客満足度アンケートを紙面のアンケートを郵送、もしくは直接手渡しし、それを返信してもらうというアナログな手法をとっていたため、膨大な労力と時間がかかっていた。
マーケティング
オートメーションの
利用用途
メールマーケティング、アンケート結果の分析
マーケティング
オートメーションを
選んだポイント
・アンケート集計と分析を効率的に進められるかどうか
マーケティング
オートメーションを
導入してどうなったのか
データを一元管理し、アンケートメールを自動送信できるようになった。自動化によりヒューマンエラーが無くなり、顧客満足度に関する情報の社内での共有がこれまでよりスムーズになった。

事例1からは、社内にマーケティングオートメーションを使いこなせる人材がいるかどうかがシステム定着のカギであることが読み取れます。いくら多機能のシステムを導入しても自社で使用しないものなら意味がありません。事前に自社の課題をよく把握しておくことが大切です。

事例2は業務効率化が顧客満足度につながったケースだと言えます。顧客の気持ちをなにより大切にすべきブライダル事業の分野でもマーケティングオートメーションの持つ「自動化」というメリットが大いに活かされているのです。

マーケティングオートメーション=CRMシステムではない

マーケティングオートメーションとはマーケティング活動を自動化し、質の高い見込み客を発掘・育成するためのシステム。CRMと混同されることもありますが、CRMとは顧客との接点すべてを管理できるシステムのこと(全体最適化)。「それぞれの顧客から得る収益の最大化を目的とし、顧客情報を蓄積・分析を行い、最も効果的なアプローチを実現する仕組み」を指し、この中にマーケティングオートメーションシステムも含まれているのです。

マーケティングオートメーションとCRMを連動させ、顧客の情報を関係性まで管理することで、「顧客がどのようなことに興味を持つのか?」といったデータを明確にすることが可能。見込み客への的確なアプローチができるようになり、マーケティングオートメーションの効果がより高まります。

MAのみではCRM本来の効果は見込めないため、各システムの機能を包括的に網羅したワンストップソリューションツールを選ぶようにした方が良いでしょう。

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